50代の冬デニムは、濃さと靴の硬さの掛け合わせで決まる|甲を親指で押して読む

冬のデニムが決まるかどうかは、デニムだけを見ても分かりません。 決めているのは、デニムの濃さと足元の硬さの組み合わせです。どちらも、その場で手で読めます。
見るのは、濃さと硬さの掛け合わせ
デニムは、季節を問わず使える布です。季節で変わるのは足元のほうで、冬は靴が厚く、硬くなります。
同じデニムでも、夏の薄い靴と冬のブーツでは、下半身の重さがまったく違います。夏に決まっていた組み合わせが冬に決まらないのは、片方だけが動いたからです。
判定の軸は次の2つです。
デニムの濃さ:白い紙と濃い布に並べて、どちらに近いか 足元の硬さ:靴の甲を親指で押して、へこむか
この2つを掛け合わせると、その日の組み合わせが成立するかが分かります。
測る①|デニムの濃さ3段
白い紙と、黒か濃紺の布を用意して、デニムを両方の横に並べてください。
| 見えかた | 濃さ | 特徴 |
|---|---|---|
| 濃い布のほうに近い | 濃色 | 面が締まって見える。表面の凹凸が読めない |
| どちらとも言えない | 中間色 | いちばん扱いやすい。相手を選ばない |
| 白い紙のほうに近い | 淡色 | 面が広く見える。表面の織りが読める |
日の当たる場所では淡く、室内の照明では濃く見えます。 判定は同じ場所で一度に済ませてください。手持ちを並べて一度仕分けておけば、朝に迷いません。
測る②|靴の甲を親指で押す
その日履く靴の甲を、親指でまっすぐ押してください。
| 押した結果 | 硬さ | 該当する靴 |
|---|---|---|
| はっきりへこむ | 柔らかい | 布の靴、薄い革の靴 |
| 少しへこむ | 中間 | 厚みのある革の靴 |
| 形が変わらない | 硬い | 芯の入った靴、筒のあるブーツ |
硬さは見た目より指のほうが正確です。 同じ形でも、中の芯の有無で結果が変わります。
掛け合わせ|9通りの組み合わせ
| デニム\足元 | 柔らかい | 中間 | 硬い |
|---|---|---|---|
| 濃色 | 足元だけ弱く見える | 成立 | いちばん釣り合う |
| 中間色 | 成立 | 成立 | 成立 |
| 淡色 | いちばん釣り合う | 成立 | 上下で強さが逆転する |
覚えるのは向きだけで足ります。濃い=硬い、淡い=柔らかい。
濃いデニムは面が締まって強く見えるので、足元にも同じ強さが要ります。淡いデニムは面が広く軽く見えるので、足元が硬すぎると、下の端だけが強くなって全体の重心が下がります。
中間色はどちらとも釣り合うので、迷った日はここから選ぶといちばん外しません。
色落ちの位置と量
デニムには、白っぽく色の抜けた部分があります。この部分は、明るい面としてそこに視線を集めます。
量は手で数えられます。色落ちの白い部分を手のひらで覆い、何枚ぶんあるかを数えてください。
- 手のひら1枚ぶんまで:位置を問わず、そのまま履ける
- 2枚以上で膝から下:足元とつながるので落ち着く
- 2枚以上で腰やももの前:その高さに明るい面ができ、そこが先に目に入る
腰やももの前にまとまっている場合は、上に丈のあるものを1枚重ねてください。 覆ってしまえば、残りの色落ちは膝から下だけになります。
冬にデニムが重く見えるとき
デニムは織りが密で、冬の他の布より表面が平らです。平らな面が広いと、その面が塊として読まれます。
手当ては上半身にあります。凹凸のある面を1つ置いてください。 毛足のある編み地、目の粗い編み地、起毛した布。手のひらを当てて滑らせ、引っかかるものです。
上下とも平らな面でそろえると、全身が硬い印象で止まります。引っかかる面が1つあれば、平らな面はそれと対になって軽く読まれます。
ブーツと裾|入れるか出すか
冬に増えるのが、筒のあるブーツとの組み合わせです。筒の中に入れるか、外に出すかの二択で、中間を作らないでください。
中に入れる場合:裾がもたつかないよう、幅の狭いデニムを選びます。もたつくと筒の中で布がねじれ、外から見て筒の形が変わります 外に出す場合:裾が筒の上端を完全に覆う長さにします。上端の途中で止まると、そこに横の線が2本並びます
出すか入れるかを先に決めてから、その日のデニムを選ぶ。 この順番にすると、朝に履き替える手間がなくなります。
靴下との重なり
ブーツ以外の靴を履く日は、靴下が見えます。デニムの裾と靴下の口が同じ高さで重なると、そこに線が二重にできます。
3cm以上ずらしてください。靴下の口を裾より上にするか、下にするかはどちらでも構いません。濃いデニムには濃い靴下、淡いデニムには中間の明るさの靴下を合わせると、足首で色が急に変わりません。
上半身との、濃さの関係
デニムの濃さは、上半身の色の選び方にも関わります。全身でいちばん濃い場所が、どこにあるかを決めてください。
濃いデニムを履く日は、下半身がいちばん濃い場所になります。上をそれより明るくすると、上下が分かれて腰の位置に線ができます。上も同じくらい濃くすると、全身が1本の縦につながります。
淡いデニムを履く日は、いちばん濃い場所を上か足元に作ってください。全身のどこにも濃い場所がないと、遠くから見たときに輪郭が背景に溶けます。
一日履いたあとの、膝の形
デニムは織った布なので伸びにくいのですが、膝の前だけは形が残ります。
夕方に立った状態で膝を見て、丸い形が浮いていないかを確かめてください。残る場合は、その1本は膝に癖が付いています。冬は上に丈のあるものを重ねる日が多いので目立ちにくいのですが、丈の短い上と合わせる日には出ます。
膝に形が残るものは、丈の長い上を合わせる日用に回してください。
どちらとも取れるとき|濃さが中間に見える
白い紙にも濃い布にも、同じくらいの距離に見える。この場合は中間色として扱って構いません。
中間色はどの足元とも釣り合うので、迷ったこと自体が問題になりません。中間色だと分かった時点で、その日は足元を自由に選べます。
どちらとも取れるとき|濃いデニムに柔らかい靴しかない
歩く距離が長くて、硬い靴を選べない日があります。このときは、足元ではなく足首で硬さを足してください。
厚みのある濃い色の靴下を履くと、足首に締まった面ができます。靴そのものは柔らかいままでも、足元全体としては1段硬い側に寄ります。靴を替えられない日の手当てとして、これがいちばん軽く済みます。
かばんを硬い形のものに替えるのも、同じ働きをします。全身のどこかに硬い面が1つあれば、濃いデニムと釣り合います。
よくある失敗と、その直し方
| よくある失敗 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 濃いデニムに柔らかい靴を合わせる | 足元だけ弱く見える | 靴下かかばんで硬い面を1つ作る |
| 淡いデニムに硬いブーツを合わせる | 下の端だけ強くなり重心が下がる | 中間の硬さの靴に替える |
| 上下とも平らな面でそろえる | 全身が硬い印象で止まる | 上に引っかかる面を1つ置く |
| 裾を筒の上端の途中で止める | 横の線が2本並ぶ | 完全に覆うか、中に入れる |
| 靴下の口を裾と同じ高さにする | 足首に線が二重にできる | 3cm以上ずらす |
まとめ|濃さと硬さを、同じ向きにそろえる
- 冬のデニムは、デニムの濃さと足元の硬さの掛け合わせで決まる
- 濃さは白い紙と濃い布に並べて3段。硬さは甲を親指で押して3段
- 濃い=硬い、淡い=柔らかい。中間色はどちらとも釣り合う
- 色落ちは手のひら何枚ぶんかで数える。膝から下にあるほど落ち着く
- 上半身に凹凸のある面を1つ置くと、平らな面が軽く読まれる
デニムは「どの季節でも履けるから考えなくていい」と扱われがちです。 けれど冬に決まらなくなるのは、足元だけが季節で動いているからでした。動いた側を測れば、組み合わせはその場で決まります。
次に履くときは、その日の靴の甲を親指で押してください。へこまなければ、濃いデニムの出番です。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 冬のデニムに合う靴が分かりません
- 靴の甲を親指で押してください。へこむ靴は柔らかい足元、押しても形が変わらない靴は硬い足元です。デニムの濃さが濃いほど硬い足元が釣り合い、淡いほど柔らかい足元が釣り合います。濃いデニムに柔らかい足元だと、上下で強さが食い違って足元だけが弱く見えます。組み合わせは9通りありますが、覚えるのは濃い=硬い、淡い=柔らかい、という向きだけで足ります。
- Q. デニムの濃さはどう見分けますか
- 白い紙と、黒か濃紺の布を用意して、デニムを両方の横に並べてください。白い紙のほうに近く見えるなら淡色、黒い布のほうに近く見えるなら濃色、どちらとも言えなければ中間色です。日の当たる場所で見ると淡く、室内の照明では濃く見えるので、判定は同じ場所で一度に済ませてください。手持ちを並べて一度仕分けておくと、朝に迷わなくなります。
- Q. 色落ちがあるデニムは冬に履きにくいですか
- 履きにくいのではなく、位置と量で扱いが変わります。色落ちの白い部分を手のひらで覆ってみて、何枚ぶんあるかを数えてください。手のひら1枚ぶんまでなら、位置を問わず扱えます。2枚以上ある場合は、その場所が膝から下にあるほど落ち着きます。腰やももの前にまとまってあると、その高さに明るい面ができて、そこが先に目に入ります。
- Q. 冬にデニムが重く見えます
- デニムは織りが密で、冬の他の布より表面が平らです。平らな面が広いと、その面が塊として読まれます。上半身に凹凸のある面を1つ置くと、平らな面と対になって軽く読まれます。毛足のある編み地、目の粗い編み地、起毛した布のどれかを1つ。上下とも平らな面でそろえると、全身が硬い印象で止まります。
- Q. ブーツとデニムの裾はどう合わせますか
- 筒の中に入れるか、筒の外に出すかの二択で、中間を作らないことです。中に入れるなら、裾がもたつかないように幅の狭いデニムを選びます。外に出すなら、裾が筒の上端を完全に覆う長さにしてください。裾が筒の上端の途中で止まると、そこに横の線が2本並びます。出すか入れるかを先に決めてから、その日のデニムを選ぶと早く済みます。
— メグラシ編集部




