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5月の白の取り入れ方──季節を着替える、ひとつの色

メグラシ編集部//読了 6分
新緑の中で着る白いリネンドレス、5月の柔らかな光

5月になると、街の色が一段明るくなります。

新緑が深くなり、空気の透明度が上がり、 そして人々の装いに、 が増えていく季節。

ただし、5月の白は、 夏の白とは少し違います。

5月の白は『純白』ではない

7月8月の真夏に着る白は、 強い太陽の下で映える 純白 が正解。 ぱきっと白い、 ハイブランドのリゾートウェアのような。

でも5月の白は違います。

新緑のグリーンと混ざり合う、 少し黄みを含んだ白

  • 生成り(きなり)
  • オフホワイト
  • シェルホワイト
  • シャンパンホワイト
  • アイボリー

これらの 「真っ白から半歩引いた白」 の方が、 5月の柔らかな光に ふわっと馴染みます。

純白は、まだ早い。 そんな感覚を、 ぜひ大切にしてみてください。

5月の白・新緑とリネンドレスの呼応5月の白・新緑とリネンドレスの呼応

5月の白に合う素材は3つ

① 薄手リネン

5月のためにある素材、と言ってもいい。

通気性、透け感、自然なシワ感、 すべてが5月の空気と呼応します。

選ぶときは、目の詰まった上質なリネン を。 透けすぎる安価なリネンは、 かえって貧相に見えてしまうことがある。

② 上質コットン

定番の白Tシャツ、 白シャツ、 コットンのワンピース。

選ぶ基準は 「触ったときの厚み」。 薄すぎず、しっかり織られたものを。 ハイゲージのコットンニットも、5月の朝晩にちょうどいい。

③ シルク混

少し格を出したい日には、 シルク混のブラウス。

光を含んだような艶が、 5月の朝の光に呼応します。 シルク100%だと取り扱いが大変なので、 シルク×コットン混シルク×リネン混 が日常使いに◎。

避けたい素材:

  • ❌ 厚手のニット(白でも夏感が出ない)
  • ❌ ポリエステル100%の安価な白(光を吸収して安く見える)
  • ❌ ベロア・コーデュロイ(季節感が完全に冬)

配置の設計:白は『顔の近く』に置く

5月の白で失敗しがちなのは、 白を全身で使ってしまう こと。

代わりに、こう考えてみてください。

白は、顔の近くに置く。 ボトムスは、抜き色で支える。

おすすめの配色

  • 白ブラウス × ベージュのワイドパンツ
  • 生成りのリネンシャツ × カーキのスカート
  • オフホワイトのカットソー × 淡デニム
  • シャンパンホワイトのワンピース × 茶色のサンダル

顔の周りで光が反射し、 顔色が一段明るく見える。 白は『顔のための照明』 だと考えると、 配置が自然と決まります。

白を着るときの小さなコツ

髪の艶を整える

白を着る日は、 髪のパサつきが目立ちやすくなります。

朝にひと手間、ヘアオイルを馴染ませるだけで、 白の品が一段上がります。

アクセサリーは少量、上質なものを

白×シンプルな装いには、 ひとつだけ の質の良いアクセサリー。

  • 一粒パールのピアス
  • 細い金のネックレス
  • 革の華奢なバングル

たくさん付けるより、 少なく良いものの方が、 白の静けさを邪魔しません。

バッグは『生きた素材』を

ナイロンや化繊のバッグだと、 せっかくの白の上質感が崩れます。

  • 革のトートバッグ(茶系・ベージュ系)
  • カゴバッグ
  • リネンのトートバッグ

自然素材のバッグ を合わせると、 5月の朝の空気感がそのまま装いになります。

1着、新調するなら

「この5月、白を1着だけ買い足したい」 そう思った方には、 編集部からのおすすめは:

生成りのリネンシャツワンピース

理由:

  • 1枚で完結する(コーディネート不要)
  • 5月から9月まで長く着られる
  • リネンの質感が他のすべてのお洋服を引き立てる
  • 上質なものなら、来年も再来年も着られる

少し奮発して、 国産か、ヨーロッパのリネンブランド のものを選ぶと、 所有コストとしては安く付きます。

5月の白は、季節の便箋

最後にひとつ。

5月の白は、 ただの「色」ではなくて、 季節の便箋 のようなものです。

そこに何を書くかは、 あなたの一日次第。

新緑の朝に白を選ぶことは、 「今日を、丁寧に過ごします」 という、自分への宣言。

そんな静かな決意を、 鏡の前で確かめてから、 ぜひ街に出てみてください。

— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 5月に真っ白を着てもいい?
着てもよいですが、純白は7-8月の真夏の方が馴染みます。5月はやや黄みがかった『生成り』『シェルホワイト』『シャンパンホワイト』の方が、新緑の柔らかさと呼応します。
Q. 白いトップスは透けが心配
二重織りリネン、ハイゲージニット、シルク混素材を選ぶと透けにくい。色付きインナー(ベージュ系)を仕込むのも◎。完全な白Tシャツより『ややクリーム寄りの白』の方が透け感も穏やかです。
Q. 白一色のコーデ(ワントーン)は5月にあり?
あります。ただし全身を同じ白に揃えるより、生成り×オフホワイト×アイボリー、と微妙にトーン違いを混ぜると奥行きが出ます。小物に金茶系の革を差すと締まります。

— メグラシ編集部

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