ロックバンドのライブの服装|体から垂れている部品が3個を超えたら1つ減らす

音が大きく、周りの人が跳ねたり腕を上げたりする会場では、服の枚数より先に決まるものがあります。体から離れて垂れている部品の数です。
体に沿っているものは、何枚重ねても当日は引っかかりません。1つでも長く垂れていれば、そこだけが3時間ずっと動き続けます。
📋 早見表|垂れている部品の数で起きること
| 垂れている部品 | 起きること | すること |
|---|---|---|
| 0〜2個 | 腕を上げても振れ幅が重ならない | そのまま出る |
| 3個 | 2つが同時に振れて絡む | いちばん長いものを体に沿わせる |
| 4個以上 | 隣の人の腕に掛かる | 家を出る前に1つ外す |
数えるのは、動いたときに別に揺れるものだけです。 体に沿って動かないものは、いくつあっても数に入れません。
結論|数えるのは枚数ではなく、垂れている部品の数
会場で起きることは3つに絞られます。
- 垂れているものが隣の人の腕や鞄に掛かる
- 留め具がゆるんで、いつの間にか外れている
- 跳ねたときに顔や首に当たって、手で押さえ続けることになる
3つとも、服の厚みや枚数からは起きません。体から離れて垂れている部品が何個あるかから起きます。まず数えてください。
数え方|着た状態で、その場で3回跳ぶ
出かける格好を全部着けて、鏡の前でその場で3回跳びます。靴も鞄も持ったままでやってください。
跳んだとき、視界の端で体と別に動いたものだけを数えます。上着の裾の紐、袖と裾の房、耳から下がる飾り、首から下げるもの、髪をまとめた飾りの垂れ、鞄の持ち手、フードから出ている紐。この7か所を見れば取りこぼしません。
跳ばずに見ると、垂れているのに動かないものまで数えてしまいます。動くかどうかは、止まった状態では分かりません。
3個を超えたとき|どれを減らすか
いちばん長いものからです。 長さがそのまま振れ幅になります。
10cm垂れているものは、跳んだときに前後20cmの範囲を動きます。3cmのものは6cmです。3倍以上違うので、長いものを1つ外すだけで、残りの数がそのままでも動く範囲は半分以下になります。
外さずに減らす方法もあります。紐は結んで半分にする、鞄の持ち手は短いほうに掛け替える、垂れている飾りは服の内側に入れる。数が減ればよいので、手放す必要はありません。
外れやすさ|1つずつ指で引いて1秒見る
残した部品を、1つずつ指でつまんで軽く引きます。1秒引いて動くものは、その日のうちに外れます。
留め具の形で差が出ます。後ろから押し込むだけのものは、上から服が擦れると抜けます。金具が回って閉じるもの、二重に留まるものは、跳んでも動きません。
外れて落ちたものは、暗くて人が立っている床からは拾えません。引いて動いたものは、家に置いていってください。
耳と首から下がるもの|前に15度倒して確かめる
耳から下がる飾りは、鎖骨より下に来ない長さにします。
確かめ方は、着けた状態で前に15度ほど体を倒すことです。飾りが顎の下に触れるなら、腕を上げたときに手が当たります。当たると手で押さえることになり、そのあとずっと片手がふさがります。
首から下げるものは、跳ねたときに顔に戻ってきます。長いものは服の内側に入れて、外から見える部分を無くしてください。
髪をまとめる高さ|耳の上端より下に置く
後ろでまとめるとき、まとめた位置の上端を耳の上端より下にします。
耳の上端より高いと、立っている状態でうしろの人の目の高さに入ります。低すぎると背中で潰れて、跳ねているあいだにほどけます。耳の上端のすぐ下、という一点だけで足ります。
留めるものは、垂れる部分のないものにしてください。それだけで、数える部品が1つ減ります。
靴|甲を親指で押して、骨に当たるまでの厚み
立っている時間が長い会場では、足を踏まれます。判断は甲の厚みです。
靴を履いた状態で、甲のいちばん高いところを親指でまっすぐ押します。押して、骨に当たる感じがすぐ来るなら薄すぎます。指の第一関節ぶんくらい沈んでから止まるものを選んでください。
かかとが3cm以上あるものは、押されたときに軸が動きます。底が平らで、甲に厚みがあるもののほうが、3時間立っていられます。
紐で締める形なら、家を出る前に結び目を二重にしてください。人が動く場所では、ほどけても足元を見てしゃがめません。紐の余りが5cmを超えているなら、内側に押し込んでおくと、これも垂れている部品を1つ減らしたことになります。
荷物|紐の長さは、脇の下より上で止める
鞄は、斜めに掛けたとき本体が脇の下より上に来る長さにします。
腰の高さに来る長さだと、跳んだときに本体が前後に振れて、隣の人に当たります。脇の下より上で止まっていれば、体と一緒に動くので振れません。
持ち手が余るなら、結ぶか、短いほうに掛け替えてください。ここでも垂れている部品を1つ減らせます。
秋から冬の羽織り|腰に巻けるかで決める
9月を過ぎると、外は冷えていて会場の中は人の熱で温まります。脱いだ1枚をどこに置くかが決まらないと、手がふさがったままになります。
判断はひとつです。着た状態で脱いで、袖を前で1回結び、両手を離して10秒立っていられるか。 落ちるなら、その上着はその日は持てません。
厚みのあるものは巻けません。預けられるかどうかを先に確かめて、預けられないなら巻ける厚みのものに替えてください。
汗|3時間立ったあとに背中が乾いているか
会場の中は、外より5度から10度高くなります。秋でも背中は濡れます。
家で試せます。生地を水で軽く湿らせて、30分置いてから触ってください。まだ冷たく重いなら、当日は終演後もその状態が続きます。 30分で乾いているなら、外に出るまでに戻ります。
乾かない生地を着るなら、上に1枚重ねて、外に出る前にその1枚だけを羽織ってください。内側の1枚が濡れていても、外側が乾いていれば風は通りません。
背中に加えて、首の後ろと肘の内側も濡れます。この3か所が同じ生地でつながっていると、乾く時間もそろってしまいます。首まわりだけ開いている形にすると、そこから抜けるぶんだけ早く戻ります。
素材|引っかかりやすい編み目の見分け方
目の粗い編み目は、隣の人の金具に引っかかって糸が出ます。見分け方は、生地に爪を立てて軽く横に引くことです。
爪が編み目の中に入るなら、金具も入ります。 入らない、表面が詰まっている生地なら、擦れても糸は出ません。
厚みは関係ありません。薄くても詰まっていれば引っかからず、厚くても粗ければ引っかかります。
どちらとも取れるとき①|前のほうか後ろのほうか分からない
前のほうになるかどうかが分からない日は、前提を前のほうに置いてください。
後ろのほうで垂れている部品が2個あっても何も起きませんが、前のほうで4個あると、そこから3時間動かせません。厳しいほうに合わせておけば、どちらに転んでも困りません。
減らした結果で見た目が物足りないと感じるなら、垂れない位置に足してください。襟元や袖口に沿っているものは、いくつあっても数に入りません。
どちらとも取れるとき②|座って見る会場かもしれない
客席が段になっていて座って見る会場なら、垂れている部品の数は問題になりません。代わりに、座った状態で背中に当たるものが問題になります。
背もたれに寄りかかって、体の表面から3cm以上出ているものがあると、そこだけが押されて潰れます。座るかもしれない日は、垂れている部品を3個以内にしたうえで、背中側に出っ張りがないかを横から見て確かめてください。
両方に効く形は、垂れているものを短くして、体に沿わせることです。立っても座っても同じ答えになります。
まとめ
- 数えるのは服の枚数ではなく、体から離れて垂れている部品の数
- 着た状態でその場で3回跳び、体と別に動いたものだけを数える
- 3個を超えたら、いちばん長いものから1つ減らす
- 指で1秒引いて動く留め具は、その日のうちに外れる
- 髪をまとめる位置は耳の上端より下、靴は甲を押して指の関節ぶん沈むもの
- 脱いだ上着は、袖を前で結んで10秒落ちないかで持てるかが決まる
関連記事
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 垂れている部品とは、具体的に何を数えればいいですか
- 体の表面から離れて、動いたときに別に揺れるものを数えます。上着の裾から下がる紐、袖や裾の房、耳から下がる飾り、首から下げるもの、髪をまとめた飾りの垂れ、鞄の長い持ち手、上着のフードから出ている紐。この7か所を見れば足ります。体に沿っていて揺れないものは数に入れません。着た状態でその場で3回跳んで、視界の端で動いたものだけが対象です。
- Q. 3個を超えたら、どれから減らせばいいですか
- いちばん長いものからです。長さがそのまま振れ幅になるので、10cm垂れているものと3cm垂れているものでは、当たる範囲が3倍以上違います。長いものを1つ外すだけで、残りの数はそのままでも動きは収まります。外すのではなく、体に沿わせて留められるならそれでも構いません。紐は結んで短くする、持ち手は短いほうに掛け替える、という方法で数を減らせます。
- Q. 耳から下がる飾りは、どのくらいの長さまでにすればいいですか
- 鎖骨より下に来ない長さが目安です。確かめ方は、着けた状態で前に15度ほど体を倒して、飾りが顎の下に触れるかどうかを見ることです。触れるなら、腕を上げたときに手が当たります。留め具は、後ろから押し込む形のものより、金具が回って閉じる形のほうが外れにくくなります。留め具を指で1秒引いて動くようなら、その日は別のものにしてください。
- Q. 髪はどのくらいの高さでまとめればいいですか
- 後ろでまとめた位置の上端が、耳の上端より下に来るようにします。耳の上端より高い位置でまとめると、立っている状態でうしろの人の目の高さに入ります。低い位置でまとめると、こんどは背中で潰れて跳ねたときにほどけます。耳の上端の少し下、という一点だけ覚えておけば足ります。留めるものは、垂れる部分がないものにすると、数える部品が1つ減ります。
- Q. 秋から冬にかけて、脱いだ上着はどうすればいいですか
- 腰に巻けるかどうかで決めてください。着た状態で脱いで、袖を前で1回結び、両手を離して10秒立っていられるなら、その日は上着を持っていけます。落ちるなら、会場の中で持ち続けることになります。厚みのあるものは巻けないので、その場合は預けられるかどうかを先に確かめてください。預けられないなら、腰に巻ける厚みのものに替えるほうが、当日に動ける範囲が広がります。
— メグラシ編集部





